血液製剤について

血液製剤・血漿分画製剤・血液製剤が必要となる病気の種類などを学ぶことができます。

血液製剤について

血液製剤と血漿分画製剤

血漿分画製剤とは

人の血液から作り出される「くすり=医薬品」を総称して「血液製剤」と呼びます。
血液製剤は大別すると「輸血用血液製剤」と「血漿分画製剤」に分類されます。 
「血漿分画製剤」とは、血液から血漿(プラズマ)と呼ばれる液体を分画・精製した各種「タンパク質」製剤のことです。

血漿分画製剤

血漿は、各種のタンパク質と、ブドウ糖、脂質、金属イオン、電解質、ホルモン、ビタミンなどを含んだ液体です。また「血漿」中には100種を超えるタンパク質があることが明らかになっています。
  そのうち、特に重要な「タンパク質」を物理化学的に各々の成分に分け、それら成分ごとに精製したものが「血漿分画製剤」と呼ばれるものです。
  「血漿分画製剤」の種類には、アルブミン製剤、免疫グロブリン製剤、血液凝固因子製剤、アンチトロンビン製剤、組織接着剤などがあります。
  これらは重要な働きを持ち、他の物質でその役割を代替できません。その意味で、この「血漿分画製剤」の存在意義は大変大きいものと言えます。

血液製剤と血漿分画製剤

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