2.日本国内の採血・採漿システム
○国内の採血・採漿システムは?
献血の種類
- 血液中のすべての成分を献血する
全血献血
- 200mL 献血
- 400mL 献血
- 血液中の血小板や血漿成分だけを献血する
成分献血
- 血小板成分献血
- 漿成分献血
○献血受け入れ時の本人確認とは?
- 写真:日本赤十字社提供
- ● 平成16年10月から全国実施
- ● 献血受付時、運転免許証・パスポート等で確認
- ● 目的:献血血液の安全性向上
- ① 「責任ある献血」=献血者意識の向上
- (エイズ検査を目的とする献血の防止)
- ② 虚偽申告者の排除(リスク排除)
- ③ 遡及調査の充実
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○日本での献血受け入れ時の問診とは?
- 血液比重測定、血液型事前判定
- ● 体調
- 服薬・病歴・既往症
- 目的:献血血液の安全性向上
- 梅毒、慢性(B型・C型)肝炎など
- ● 海外渡航歴
- ・帰国後4週間以内
- ・欧州長期滞在(英国´80~´96年は1日以上)
- 医師による問診
- 写真:日本赤十字社提供
- ● ピアス(1ヶ月以内)、刺青・予防接種(1年以内)、出血を伴う歯科治療(3日間)など
- ● 過去の輸血歴
- ● クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)等罹患歴・家族歴など
- ● 検査目的(エイズ等)
- ● 不特定異性との性的接触、男性間性的接触など
○日本での献血受け入れ時の血液検査とは?
血液検査
○血清学的検査
血液を介するウイルスや病原体に対する抗原・抗体検査
・HBs抗原
・HBc抗体
・ALT(GPT)
・梅毒
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・HIV-1/-2抗体
・HCV抗体
・HTLV-1抗体
・ヒトパルボウイルスB19抗原
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核酸増幅検査(NAT:Nucleic acid Amplification Testing)
HBV、HCV、HIVの3つのウイルスに対し、ウイルス遺伝子の断片を1億倍以上に増幅して、高感度に検出し、ウインドウ期を短縮できるNATが行われる
○貯留期間:6ヶ月
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