用語集

血液製剤・血漿分画製剤・血液製剤が必要となる病気の種類などを学ぶことができます。

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ア行

ウイルス除去膜

血液製剤のウイルスに対する安全性を高める方法は、“不活化”と“除去”という2つの方法があります。除去法にはエタノールなどによる分画(沈殿部分か上澄部分にウイルスが多く分配される現象を利用)、ウイルス除去膜(フィルター)によるろ過(ナノフィルトレーション)などがあります。

ウイルス除去膜には平膜型(シート上のフィルター)と中空糸型がありますが、中空糸型はチューブ(細いストロー状の管)を構成する多層の膜に無数の微細な穴があいており、サイズの小さなタンパク質はその穴から透過し、サイズの大きなウイルスは透過できずに膜内に捕捉されることで、ウイルスを除去する方法です。

ナノフィルトレーションでは、加熱や化学処理などの不活化法によって不活化されないウイルスの除去が期待されます。

ウィルス除去膜

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