用語集

血液製剤・血漿分画製剤・血液製剤が必要となる病気の種類などを学ぶことができます。

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カ行

血栓(症)

血栓は、血管内で血液が凝固した塊(凝血塊)のことです。出血すると、止血のために血管、血小板、血液凝固因子が作動し、「止血栓」が形成されます。

しかし、血管壁の異常や機能の低下、血流の異常あるいは血液凝固を抑制する因子が欠乏したりすると血液凝固系が亢進して、出血しなくても血管内で「血 栓」が形成されます。それにより血液の流れが悪くなったり、血管が詰まって血液が流れなくなり、虚血性の種々の障害が引き起こされます。このような症状を 血栓症といいます。

治療としては血液凝固因子の作用を阻害するヘパリンやアンチトロンビンⅢ製剤や、できあがった血栓を溶かす血栓溶解剤、血小板の凝集を抑制する抗血小板薬などが用いられます。

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