血液製剤について

血液製剤・血漿分画製剤・血液製剤が必要となる病気の種類などを学ぶことができます。

出血性ショック

ショックは、血液の循環が悪くなり、全身の組織や臓器に血液が十分運ばれない状態です。 この状態が続くと臓器に酸素や栄養が十分運ばれなくなるので、 組織や臓器に重大な障害を引き起こします。

ショックの原因には、 ①出血や脱水による血液の量の減少や (循環血液量減少性ショック、出血性ショック、熱傷性ショック) ②心臓のポンプ機能の低下(心原性ショック)などがあります。

出血性ショック

出血性ショックは、外傷による出血の他、消化管など体内からの出血によって大量の血液がなくなった時にみられます。全身を巡る血液量は体重の約8%といわれています。全血液量の20%以上の血液がなくなるとショック症状が表れるようになります。

症状は、①皮膚が蒼白くなる ②冷汗が出る ③脈が弱く早くなる ④虚脱 ⑤呼吸不全、が挙げられます。早期に治療が行われないと多臓器不全〔たぞうきふぜん〕を起こして、死に至ることもあります。

ショックの治療方法は原因により異なります。出血性ショックでは、まず出血量を推定し、輸液(リンゲル液、等張アルブミン製剤など)や輸血が行われます。これと同時に出血部位に対しての治療が必要です。

<東京慈恵会医科大学教授 星 順隆先生 監修>

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